それから陽が昇るまで、二人で森の中で過ごした。
キス以上のことはしていない。
いくらなんでも森の中だし。
静かな余韻に浸りながら王子に肩を抱かれ、魔法で大きくした切り株に二人並んで座っていた。
そして過去を振り返る。
今まで起きたことは全部王子の仕業だった。
遠い過去、たった5歳だっとは言え奏美と目を合わせた時、自分の結婚相手だと悟ったサラン。
魔法界の子じゃないとわかって、愕然とした。
しかし、そんな様子をサンドラが見逃すわけがない。
サンドラの方も気を使い、人間界での奏美の様子を時折報告していた。
年頃になり、奏美の周りには異性の影が…
剣の存在は、サランにとっても気がかりで仕方ない。
そこで自ら人間界に行き、奏美を見守っていた。
キス以上のことはしていない。
いくらなんでも森の中だし。
静かな余韻に浸りながら王子に肩を抱かれ、魔法で大きくした切り株に二人並んで座っていた。
そして過去を振り返る。
今まで起きたことは全部王子の仕業だった。
遠い過去、たった5歳だっとは言え奏美と目を合わせた時、自分の結婚相手だと悟ったサラン。
魔法界の子じゃないとわかって、愕然とした。
しかし、そんな様子をサンドラが見逃すわけがない。
サンドラの方も気を使い、人間界での奏美の様子を時折報告していた。
年頃になり、奏美の周りには異性の影が…
剣の存在は、サランにとっても気がかりで仕方ない。
そこで自ら人間界に行き、奏美を見守っていた。