「それじゃサンドラさんと一緒に来たらいいよ。」

「おばあちゃんと?」

「それなら奏美も来やすいでしょ?」

「うん、確かに…。」

魔法界で顔の広い、しかもお城で働いていたおばあちゃんが一緒なら心強い。

「サンドラさんにも招待状を魔法玉で送っておくよ。」

「ありがとう。喜んで出席させてもらうね。」

城での結婚式。

王子様に逢えるんだろうか?

奏美は、泉で見た銀髪の後ろ姿を思い出していた。