脱力。
だいたい、男であるオレに、男であるカインが口説くってどういうことじゃ!?
「カイン…」
「何?匡さんっ!」
オレより10cmは高いところにある顔を睨む。
「オレは、真面目な高校生なのっ!夜遊びなんてせんわっ」
―ほんまは、するがな…
「あはっ。嘘ばっかり。」
ニコニコと笑っていたカインは、急に真顔になる。
「情報は入ってるぜ。」
金髪碧眼の美形が凄むと迫力がある。
「………ちっ。」
バレてたか。
「マフィアなめんな?」
いつものニコニコ顔に戻り、そう言った。
そう。
カインは、マフィア。
そんな男に、『運命だ』と言い寄られているオレは、もう普通の高校生じゃないかも、しれない…。
だいたい、男であるオレに、男であるカインが口説くってどういうことじゃ!?
「カイン…」
「何?匡さんっ!」
オレより10cmは高いところにある顔を睨む。
「オレは、真面目な高校生なのっ!夜遊びなんてせんわっ」
―ほんまは、するがな…
「あはっ。嘘ばっかり。」
ニコニコと笑っていたカインは、急に真顔になる。
「情報は入ってるぜ。」
金髪碧眼の美形が凄むと迫力がある。
「………ちっ。」
バレてたか。
「マフィアなめんな?」
いつものニコニコ顔に戻り、そう言った。
そう。
カインは、マフィア。
そんな男に、『運命だ』と言い寄られているオレは、もう普通の高校生じゃないかも、しれない…。