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翌日、私は絵美と学食前で待ち合わせをしていた。
昨日の話の続きというか、今は絵美にいろいろ聞いてもらいたい。
「和葉ちゃん?」
下を向いていたら、急に声をかけられた。
私は顔を上げた。
…二宮くんだった。
同じ呼び方だけど、二宮くんに呼ばれると何か違和感がある。
「あ…、ど、どうしたの?」
私は声を振り絞って返事をした。
「ひとりなの珍しいじゃん。いつも絵美といるよね?」
絵美と二宮くんは中学の同級生で、仲がいいみたい。
どうしよう。
会話しなくちゃ…
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