「あんたからお茶に誘うなんて珍しいじゃん!悩み事?」

何も知らない友人、唯(ゆい)は明るく話しかけてくる

「いいや、別に
ただバイト代入ったからさ♪」

私も何も知らないフリして話を合わせ
唯と共にアイスミルクティーをオーダーする

それから約1時間、私たちは他愛もないことから愚痴に至るまであらゆることを話した
だが、私の視線はちらちらと教会を見ていた

それに気付いた唯は何で見てるの?と質問してきたが
そう言えばいつものことだよねと言い自己完結してしまった
内心ドキドキしていた私にとって
それはとてもありがたかった