俺達にも青春と言う物が
有ったなら

それは
仲間と共に過ごし
笑い

何も考えずに走り回った
あの頃だと思う

あの頃は
親や世間に対し素直になれず

不良と呼ばれ
背中ばかり向けていたけど

仲間の前では
本当の笑顔が有って

仲間がいつも
笑いかけ

仲間が全てと
思い込み

仲間と夢を追い掛けて

言いたい事は口に出し

全てを捨てて
走ってた

こんな自由気ままに
生きて来て

派手に荒れた十代は

気付けば
鑑別
少年院

一生一度の
人生で

後悔したと思っても

それもまた
経験で

それも俺の
青春で…




男に生まれた
喜びも

人に生まれた
切なさも

お前が教えて
くれました

過去のお前が
どうであれ

俺の命が尽きるまで

お前の笑顔を
見ていたい

俺の女で在るならば

俺の事だけ見て欲しい

愛し愛され
愛し合い

愛しています
心より

いっそ一つの
恋愛を

お前が最後と
心に誓い

死ぬ迄お前に
尽くします

一生一度の思い出を
お前と一緒に
作りたい

二度と戻らぬこの時を
お前と一緒に
過ごしたい…




もしも生まれ
変わるなら

心を持たぬ
花がいい

例え三日の
命でも

その日綺麗に
咲けばいい…




俺が育ったこの町は
喧嘩に華咲く
街だから

売られた
喧嘩だとしても

逃げる事が許されず

勝つ事だけが許される

喧嘩に華咲く
この街で

出会って別れた
友の数

出会った数だけ
喧嘩をし

喧嘩の数ほど
別れがあり

負ければ
消えて無くなる
この名前

負けた奴は
消えて行き

勝った奴だけ
残る街

仲間や世間に
背を向けて

荒れに荒れた
この人生

修羅の道を
くぐり抜け

汚れてしまった
俺にでも

仲間と呼び合う
友がいる…


人の心に咲く花は
種から育って花咲くが
蕾の時が長過ぎて
めでたく花に成れたとて
花の時は短過ぎ
種を残して散って行き
人は涙で花を待つ

人の涙で咲く花は
枯れては又咲き繰り返し
枯れるたびに
種を増やして枯れて行く
実れぬ種に実る種
人は涙で花咲かす

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