その翌日だった町でちょっとしたきっかけで言った占い師に、「あなたはもうすぐ女の心を持った男性と知り合います」と告げられた。

反れっておかま?


お釜じゃなくてバイセクシャルですよ、女の心も男の心もわかるあなたの心を理解してくれる。

そうなんですか・・・・・・・・・・遥はあまり気乗りがしなかったが、なんとなく聞いておいた。

真奈美にも年下の彼氏ができるとのことその彼とは長く続くとのこと、この間の彼は縁がなかったということ。

真奈美と別れて本やにたちより、本を見ていたらいつもの衝動で本を万引きしてしまったそれを女性の格好をした彼に諭された。

それが運命の出会いだった。


「お金がなかったの?」「ううん」「じゃあなんでそんなことするの?」「お金がないわけじゃあないの」わけをはなした、愛情不足だった・・・


「でもものをとるのはよくないことよ」「そうお釜に告げられた」「名前をエリカといった」整形はしていたようだが切れ長のきれいな目をしていた。

それからだデートがたびたび始まった、自転車で二人乗りしたりカフェにいったり、家に来てパソコンを教えてくれたりした。

毎日が楽しかった・・・あの日がなければ。


ある日、あまり咳がでるものだから彼女のために蜂蜜のレモン付けを作った。

心配だった・・・嬉しそうだったが飲んでくれたかどうかはわからない。