暑い、「夏だから暑いの仕方ないけどこう暑くちゃしんどいよね」

そう真奈美の方を振り返ると制服が汗でうっすら透けて下着が見えた。

なんだかその瞬間、遥はどきっとした。

(あれなんだろうこのどきって)

そうこうするうちに授業が始まった。

(なんだったんだろうさっきのどきって)ぼんやり考えてた。

(女の私が真奈美の透けたブラ見てドキッとするなんておかしくなったんじゃ)

確かに男性といるよりは真奈美といたほうが精神的に落ち着くことは落ち着くけど、それは女同士だからだよね。

自分の中の妙な感情に不安を覚えた・・・・・・・・・・・・・

授業が終わった、真奈美から相談があるから学校帰り喫茶店によってほしいって言われた、何の相談だろう・・・・・・・・・・

「遥、私好きな人ができた」「同じクラスの秋元君」(へえ、面食いじゃなかったんだ)

「それで、告白するの?」「したいんだけど」「うーん」「してみれば・」「彼女いないみたいだし」

「告白するの手伝って」「どう手伝えばいいの?」「呼び出すだけでいいそこからは私がなんとかするから」

「呼び出すだけね、はいいいよ」「いつにする?」「今度の火曜日放課後授業が終わってから」「わかった」

遥のほうは遥でなんだか真奈美がその男に取られるような気がしていやだった。

できれば告白失敗すればいいのに・・・・・・・・・・・・・・・意地悪かな。