帰宅すると民間ペット火葬業者の車があった。
パロは明日引取りにくるという内容の話を、母と業者が話しているのが聞こえた。

パロの死を唐突に押し付けられる。理解が追いつくわけもなかったが、最悪のリアルがわたしの片耳に語りに来たとき、実感せざるをえなかった。