「私、許せないのよ、お母さま。だから人間に復讐するの」 「そんなことはおよし…人を呪えば自分も呪われてしまうのですよ」 「呪われるくらいなんだというのです。お姉さまの命に比べれば、私が呪われるくらいのことなんて大したことじゃありませんわ」 「そんなことを言うのはやめなさいクレア。あれはお姉さまが自分で決めたことなのですよ」 お母さまのその言葉は とてもよそよそしく聞こえる 私はそんなお母さまも ときどき許せない