「いいね~いいね~」

握野さんはゆらゆらとかわしてく。


ちっ。


負けずと私も弾を放ち続ける。



“バン”“バン”“バン”


爆音が辺りに響き渡る。

握野さんが放った惨に弾をぶつけ相殺した。



「くっ…」


いくら格上相手だとはいえ、ほとんど無傷っていうのにはさすがにむかつくな…。


そう考えていた一瞬の隙を…握野さんは見逃さなかった。



「甘いわね」


っ!


一瞬の隙をついてつめよられた。



「けっ…」
「おそい!」


“ガンッ”


「きゃあ!」

結界は間に合わず切りつけられ、柱に叩きつけられた。



「いっ・・・た・・・・」


ハッ!


バッと顔をあげると目の前には握野さんの手。


しまっ・・・!