「~~!叶音!待ちなさい!私の言うことが聞けないの?!」


「・・・・」


望ねぇの切り札。

今までこれがでると後が怖くて言うこときいてきたけど…



「ごめん。今回はきけない」


「っ…!」


「あと、よろしくね」

そう言い残し走り出した。



「叶音っ!!」

切なげに名前を呼ぶ姉を置いて…



道端には眠っているように人が倒れている。

その横を通り赤い月のほう、学校へと向かった。





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