「わっ!」


容赦なく襲ってくる悪魔はそれを許さない。



弱点らしいものないし、

なにか・・・なにか突破口さえあれば・・・・!



その考えがわずかな隙をうんだ。


悪魔は一瞬の隙をついて大きく腕を振り上げた。



「やばっ・・・」



やられ---!


“ピンッ”



えっ・・・



振り下ろされるはずの腕が止まってしまった。


それだけじゃない。

悪魔自身が固まってしまった。



・・違う。よく見たら小さな光の結界が悪魔の関節を固定しているんだ!