だが、相手はそんなに甘くはない。


叶音ももちろん相手の攻撃を避けられなくて直撃をしている。


それに耐えながら叶音も頑張っているが・・・



「やっぱり私も…」


そう立ち上がろうとしたが、またトンっと寝かされてしまった。



「つばさ…くん?」

「望さんは休んでてください。今の叶音なら大丈夫ですよ」


そう彼は見透かしているようにほほ笑む。




「それに…もしものときは必ず守りますから」



そして強い意志。

昔からこの子は変わらない。



「ほんと・・・あなたたちは似ているわ--」


そう優しい表情で望は目を閉じた。