えっ・・・


予想外の言葉に体がピタッと止まる。



「なに言ってんの?望ねぇ!こんな大きなやつ1人で倒せるわけ・・・」


「なに考えているかしらないけどさっ!
ゆれている奴は足手まといなのよ!」



--っ!


その間に悪魔は縛り付けていた鎖を引きちぎった。



「翼くん、キツイと思うけど援護よろしく!」

そう言って望ねぇは悪魔に向かって行った。


私は呆然と立っていた。



…くやしい。


そんなことない!って反論したかった。



でも、その通りだった。


私の中には迷いがある。


神様後継者として・・ “叶音”としての・・