『えっ・・・』

『なにが・・・っ』


いきなり静かになり観客たちは上を見つめた。


そして息をのむ音が聞こえた。



残された羽と花びらが上から舞い落ちる。

それが照明の光に当たって光る。



…そう。

それはエンジェル松岡の特徴の幻想的な風景のように。




「ふぅ~…」


成功、かな。


会場が呆然とするなか、私たちはそっと会場を抜け出した。




「んー!焦ったー!でもなんとかなったね」


「あぁ。だが…」


え?