「ったく・・・。しゃあねぇな」


呆れながらも、翼は胸の前で手を重ねた。



「フォローしてやるから、さっさと片付けろ!」

「よろしく!」


翼は神力を発動し、ハトたちの動きを止めた。



ちょっと数は多いけど…やるか!


私も目を閉じ、念じた。



イメージ…イメージ…



--ハト


--黒い箱



・・・よし!





「ちょっと荒いけど、許してね」


そう呟くと同時に焦点を全てのハトにあわし、一気に瞬間移動を発動させた。


ハトたちを一気に入ってた黒い箱に戻し、照明を観客のほうにも向けた。