「…私はあなたのマジックを見る度ずっと不思議でした。すごく違和感を感じてたんです。だけど、その理由がわかりませんでした。
けど・・・近くで見て話してやっとわかりました」
…ううん。
本当はなんとなくわかっていたのかもしれない。
ただ珍しい例だったから・・・けど、これならわざわざお母さんがチケットを渡してきたことも全部納得できる。
「あなたは・・・“神力”を持っていますね?」
「っ!!しん…りょくだと」
「・・・」
翼もさすがに驚いたのか目を見開いてエンジェルを見る。
「ほんき…なのか、叶音」
「うん」
「それならエンジェル松岡は天使…?けど、それなら・・・」