「それでは!彼女には箱に入っていただきます」


言われた通り、私は体操座りをして箱の中に入って目を閉じた。




「そして蓋を閉じまーす」


蓋を閉じられると完全に真っ暗になった。



箱の中は意外にも防音のようで外ではなにか喋っている声は聞こえるが何を言っているかわからない。



いつまでかかるんだろ・・・



どれくらい時間がたったのかわからないが、不意に光の気配とともに「もういいよ」という声が聞こえた。



そっと目をあけるとエンジェル松岡がいて、にっこりと手を差し伸べていた。


私は手をとり、立ち上がった。




その瞬間、わぁぁ!と歓声が上がった。