「大丈夫だよ」 「っ---!」 不意に体が止まる。 「確かに神様後継者としてはまだまだだが俺は大丈夫だと思っている。叶音なら・・いい神様になれるよ」 「・・・うん」 なんで・・・なにも言ってないのにわかっちゃうのかな。 悔しいぐらいバレバレで嘘一つつけないなんて。 けど・・・ いつも悩んだときや落ち込んだとき翼はそっと私の背中を押してくれるんだよね。 --・・ありがとう。 ふっと笑って階段を降りた。