「いいか?浄化には“弾”ではなく“波(ハ)”を使う。自分を中心に光を流すようイメージするんだ」



もしかしたら遠くない未来。


私がしなければいけない仕事。





「絶対に精神を乱すな。集中していきなさい」


「わかった」



もうあの時のように心を乱さない。


覚悟を決めろ、私!





「“波”!」



その瞬間、光がパァと放たれた。



集中、集中--



少しずつ闇を光に変える。



すると、辺りに漂っていた黒いモヤが襲ってきた。


ここで亡くなって行った者たちの怨念。



光と衝突し、バチっとはじく。