そして襲ってきた黒いものは負のもの。



しかも、油断していたとはいえ私にギリギリまで気配を感じさせず
ここまで徹底的に隔離している。




つまり・・・ここで闇に包まれたら終わりだ--





ここまでの強力なものに出会ったことはないが、このようなもの相手の得策は
“自分を見失わないこと”
“平常心でいること”だ。



だから、じっと耐えるんだ。



そうしたら何か糸口が・・・‥









<--なにを考えている?>






「っ---」



どこからか聞こえてきた声。


だが、それは明らか人間のものじゃない。


この闇の張本人か。