「ねえ拓翔話があるの」

「突然何?珍しいね」


軽く流して沙慧を見ると








今までの幼い姿はどこにもない沙慧がこっちを見てた



僕は思わず緩みかけていた顔を真剣なものに戻した




もうそんな時期に
なったのか



ふとそんなことを思う



沙慧との別れが
近づいていた