優也がウダウダ考えてるうちに、拓也はサクサク曲を仕上げて、とりあえず根岸さんにデータを送った。


「お待たせ。優ちゃん、なに食べる?」


「あ、うーん。どうしよっか」


「なんだぁ。随分、腹へってたみたいだから、何か行く店でも考えておいてくれたかと思った」


「あぁ。ごめん、ごめん」

「じゃあ、俺肉食べたいから焼肉行かない?家の前の通りまっすぐ行くと、ウシのイラストがメインの看板の屋台みたいなとこあるじゃん」

「じゃ、そのウシの店行こう」