「ゆき!」 「鞠どうしたの?」 鞠が耳打ちしてきた。 「やすさんと遊んできていい?」 「いいよー」 「ゆき、ありがとー」 「ううん、がんばって!」 「ありがと、ゆきすきー」 「ゆきちゃん、ごめんね」 とやすさんがあやまってきた。 「いえ、気にしないでくださいー」