チュンチュン……

小鳥のさえずりで目を覚ます。

今日は何だか体が重い。

なぜか憂鬱な感じ。


今日は龍に昨日の返事を聞かなければならない。

素早く準備をし、あたしは玄関で龍が出てくるのをひたすら待った。


15分後くらいに龍は現れた。

「龍!」

あたしが話かけると龍は微笑んだ。

「花…おはよう。」

どこかぎこちない龍だった。

「…昨日の返事聞かせてもらえる?」

龍は驚いた。

目を丸くした。

「…花、俺は花がずっと前から大好きだよ。花に嘘ついたのも見栄張った。ごめんな。」



…龍があたしを好きって言ってくれた。

「…ホントに…?」

聞くとコクんと頷く。
あたしは龍と晴れて付き合える。