「ちょっと、どこ行くのよ!!」

隼人が後ろを向いたと思ったら、いきなり抱きしめられた。


「な///なに?こんなとこ誰かに見られたら////」


私が離れようとすると


「泣くな…泣きたければ俺の胸で泣け」

「そ…そんなこと…」


そんなことないって思ってたけど無駄だった……思った以上に涙は止まらなくて……

隼人の胸で泣いた。小さいこのように……



数分後―――…


「ごめんね……ずっと泣いてて…」

「別に、それに目ぇ洗って来い」

「うん……」


多分すっごく、腫れてる……


私は水道で顔を洗った。


ヤバ……思った以上に腫れてるや……

今、コンシラーないんだよな……


「少しは、腫れ引いたか?」

「ううん……思った以上に腫れてるや…私はこれで帰るね……」

「送ってく」

「え?いいよ、まだ皆といなよ」

「目ぇ、見られたくないだろ?」

「え?」

「だから、バイクで送る、つってんだよ!!」

「ありがとう」


私は笑顔で言った。