「山口…ちょっと来て?」


山口の手を掴んで、学校とは反対方向に有る公園に向かった。


「ちょっ…学校どうすんの?」



何が何だか分からない山口が、少しパニッてた。





好きな女なら……




先の事は気にするな




後で悩め





オヤヂの言葉が、
俺の頭の中で響いていた。