でもマヂ…誰なんだろう。


山口に想われる
ラッキーボーイは。

「はあぁ…。」


もはや溜め息しか出ない俺。


「野久保君、どうかしたの?」


ボンヤリ頬杖ついたおバカ丸出しの顔を山口が覗く。


「おわっ!」


思いっきりのけ反ってしまった。



ドキドキドキドキ…


びびっくりした。



「そんなに驚くとこ?
失礼ねぇ。」


頬をプクッと膨らました。




バッキュュ~~ン



その顔が俺の心を撃ち抜いた。


そう…恋のライフルで。


オヤヂがよく使うセリフを初めてパクッた。