「野久保、何殺気立ってるんだ?

俺の授業にムカつくか?」



数学の西山が、ムッとした顔で俺を睨む。



「いえ…すんません。」


クラスが爆笑の渦に巻き込まれる中、


山口までもが振り返り笑っていた。



今日は呪われている…。


いや…オカンからの罰か?



最悪だぁ…。


山口にまで…。