「おーい、神野!」

店長が奥からニヤニヤしながら出てきた。

手には見覚えのあるケーキ。


「十穀米ケーキだ!」

「ピーンポーン!リベンジすること、数回!完璧だと思うんだけど、食べてみて。」



「はい!」



一口サイズにカットされたケーキを口に入れる。

前回とは全く違って、

嫌なクセもなくて、とっても美味しかった。

「すんごく美味しいですよ!」

「ヤッター!」

ガッツポーズをする店長。

花田さんも美味しいと絶賛した。

明日から新メニューにするらしく、

店長はルンルンで奥へと消えていった。