私、

野上さんを本当に好きになってる。

野上さんの彼女になりたい…。






コンビニのドアが開くのが見えた。

野上さんは、誰かと携帯で話しをしていた。

胸ポケットから、慣れた手つきでタバコを出し、

口に持っていく。

火をつける時、眉間に少しだけしわが寄る。



「カッコイイじゃん。」



電話の内容は分からないけど、

何か怒っている感じがした。