「ごめん。」

「謝るなら、始めなければ良かったんだよ。」

「…。」



ちゃんと別れてあげる。



「ね、涼さん。」

「ん？」






「彼女と別れて。」



「え？」



「いつ別れてくれるの？」


「それは…。」





困ってるよね。





「いつまで続けるの？」

「彼女には…もう話てて…その…。」




嘘。

結婚するくせに。

私の存在なんて、話してないくせに。





「私は何？彼女？遊び？どっち？」


「どーしたんだよ、変だよ？」






私を嫌いになって。



面倒くさくなったと、私を捨てて。



別れさせてあげるから。




二人は、もう、






終わり。