サニータウンは、ショッピングセンター。

大きなスーパーや、専門店が軒を連ね、

連日、人がたくさんいて賑わっている。




「化粧品店は…」

奈津美が案内板を見ながら探していた。

「これかな?行ってみよう!」



「うん…。」



ここへ来て、足が重くなる。


彼女を見てどうなる?

宣言する?

私も涼さんの女だって。



だから、別れてって。




「どーする?止める?」

奈津美が察して聞いてくれた。

「…止めない。」

「よし!なんかあったら、私の胸貸してあげる!」


「うん、ありがとう。」





店の前まで行く。


大丈夫。


彼女を見に行くだけ。


そして涼さんは、本当は私だけを愛してるって、

自信を持ちに行くだけ。