早々に、制服に着替えて、店に出る。

店長は、仕事があるからと、

さっきの女の子に私を頼んだ。




「はじめまして。私は神野莉奈って言います。」

少し頬を赤らめて、挨拶をした。

「ふふふっ、緊張してるでしょう〜」

女の子は、そう言いながら、私をまじまじと見る。

そして微笑みながら、教えてくれた。



名前は、鈴木恭子。

どこにでもありそうな名前だから、嫌だと言う。

バイト歴は、もうすぐ一年になるらしく、

なかなか居心地のいい店らしい。