「祐輔!!どうして?どうしてよ!」 涙が止まらなくて冷たくなった彼の手を握りしめる 私、金沢夏紀の夫になるはずだった中原祐輔はもういない… 祐輔…何もなかったようにいつもみたいに私をよんでよ… 手を握り返してくれない彼の手を見つめていた 彼の左手の薬指にはシルバーの指輪がはめられてる 結婚、やっとお互い仕事が一段落終え一緒になれると思っていたのにね…