『いえ、イヴさん。なんでもないですよ?』


「“さん”なんて付けなくていいよ!
あと、丁寧な言い方も…。

私たち、【友達】って言うんだってっ!
昨日アダムが言ってたっ」


『友、達…?』




レオが聞き返すとイヴは優しく微笑んだ。




「そう、友達。
…だから隠し事はなしだよ?」




レオはその言葉を聞いて隠してはいられないような気持ちになった。