「レオ?レオー?」 どこからか、レオを呼ぶ声がする。 レオは、声が誰のものかすぐに分かった。 『あ!!イヴさんだ』 昨日よりはっきりと聞こえるイヴの声はとても澄んでいて、 海中に響きわたった。 レオは、急いでイヴのもとへ行った。 イヴに、ものすごく会いたい…。 そこに答えがありそうだったから――…。