「んん…」


息苦しくなって目を覚ました。


目の前には前まで見慣れていた遥都さんのドアップ。


わぁ…近ーい☆


じゃねーよ!!


てか!!


「…ッ……んぁ…」


キスされてるよ、あたし!!
しかもかなり濃厚で深いヤツ!!




意識を失っていたハズなのになぜこんな状況?


苦しくなって胸を叩くがその手を纏(まと)められてしまい抵抗もできなくなった。


また意識を失いそうになった時、唇は離された。


「っ…はぁ…」




「サヨナラってなんだよ?」


いきなり、そんな事を言われた。


もちろん、話に繋がりが一切ないので困ってしまう。


話を理解しようと頭をフル回転さすが答えはでてこない。


しばらくの沈黙…。


「あぁ!!」


静かな部屋にあたしの大きな声が響いた。


ようやく理解ができた。


1番最後、理科準備室に来た時に言った言葉のことをいってるのか!!




「…るせぇ」


テンションの上がっていたあたしに冷たい言葉でテンションを下げさせた遥都さん。


てか遥都さんが不機嫌になってる理由が分かんない!!