『で?それで俺に何しろと?話し聞くだけ?』


『あんな!いいかんじやねん!あとちょっとやねんけど告白に勇気でやんくてな』


少しため息をつきながら話す純哉。


『ふーん』


『だから!頼むわ…』







ん~…

引き受けたのはいいものを…
どうせぇっちゅうの。


純哉からお願いされた内容はこう。


呼び出してたなんだ、佐々木だっけか?
そいつから気持ちを聞き出して
良かったらメールで
純哉を呼び出す。


そして告白する。



みたいな感じ。


男なら一人で告れっつの。





お……居た。
公園のベンチに携帯を見ながら座ってる。
確か隣のクラス。


『佐々木?』


『あ…あれ?純哉くんは…』


『ん?あぁ~なんか用事あったみたいでダッシュで片してくるってさ』


そうなんだと言うみたいに少し悲しい顔をした佐々木。


『ごめんな?来たの俺でさ』


『あ!違うの。うん、ありがとう』


パッと俺を見てニコッと笑う。