「圭介ー。今日はデート出来る?」

「......やだ。今日は疲れたからもう寝たい。ってか俺、本当は酒とか飲めねぇし。未成年だから当たり前だけど......外出も嫌い。家でゲームかお菓子作ってた方が好き。それと......あんたみたいな厚化粧の奴、嫌い。」


バチーンッ。


廊下に響き渡る鈍い音......


俺は俺の言葉にマジギレした女に、思いっきりはたかれた。

周りにいた奴等は全員ビックリして、ザワザワしている。



あーあ。

ついに本音言っちゃったぁ。

今まで積み上げてきたものも、全部パーだな。

でも



でも......

もうこれで良いんだ。