『妹も謝りたいと言うんで連休中是非会ってやってくれませんか?』


『じゃあ乙女の家で飲み会なんてどう?』


『そうですね、じゃあお好み焼きでもしませんか?妹に電話して材料買ってきてもらうから。夜に是非来て下さい!』


『焼くのは俺に任せてくれたらええで。学生時代はお好み焼き屋でバイトしとってん!』


『ビールやらは俺が買っていくから』


私は慌てて夏子に電話して、教えたスーパーに買い物いってと連絡した


『それじゃあ私、帰って用事してきます』



社長がまたうちにくる…

それだけで心がフワフワしていた



マンションに戻ると、夏子が必死でキャベツをきざんでいた


『夏子、急でごめんね』

『急すぎるわよ!お姉ちゃん、ホットプレート出しといて』


『はいはい。なんだ…いろいろ一品作ってるじゃん。さすが夏子だね』


『お好み焼きだけじゃ飲み会にならないでしょ?お姉ちゃんも少しは料理覚えなさいよね』


『わかってるわよ…これでも月末なんかは切り詰めて自分でお弁当作ってるんだから』


『玉子焼きとウインナーだけじゃない…どうせ』


ちっ…どうせその通りダヨ!