生きてるうちに
どれだけの人に出会えるんだろう
とても多くの人がいる世界(なか)で
関わることができるのは
ほんのほんの一握り
それは「縁」とかいうやつで
それは「奇跡」というやつで
そんなのに巡り会えて散ってく人は
最高に幸せものなんだ

「奇跡」は滅多に起こらない
人はそう嘆くけど
「奇跡」はなかなか気づけない
ただそれだけのことなんだ

自分が死ぬとき 泣いてくれる
人が五人いるだけで
その人はとても幸せだと
いつかどこかで耳にした
けど私には「君」ひとり
「君」さえいればそれでいい
「君」に出会えた「奇跡」こそが
私の世界(なか)の宝物

甘い言葉ばかりじゃない
時には苦い言葉だって・・・
愛されてるからこそだよね
そう思える「絆」も「奇跡」

「奇跡」なんて存在しない
人はそう諦めるけど
「奇跡」は人生(このよ)に溢れてる
いたるところで起こってる

守られる人と守る人
幸せなのは守られる人
そんなことは決してない
「命をかけて守りたい」と
思える人がいるってことは
自分のことより大切だと
思える人に出逢えた証

この気持ちをくれた君に
たくさんの「奇跡」をくれた君に
一つだけ何か贈れるならば
唯一つこれを贈りたい

「未来へ続く幸せの道」





2009.4.11

不安感 孤独感
負の感情が渦巻いている
僕らはみんな立っているんだ
「心」という名の この場所に


よく見ると沢山いる
僕と同じ 動けない人
わかりきってる事だけにしか
安心できない 弱いヤツ


そんなんで楽しいのか?
結末知ってる道ばかり
幼い頃によく描いたろう?
白いキャンバス 大きな絵(ゆめ)


一体いつからこんなにも
筆を持たなくなったんだろう
一体いつから描くことを
忘れてしまっていたんだろう


勇気を出して さぁ描こう「心」という名のこの場所で
前をよくよく見てごらん


明日は何も見えない真っ黒じゃない
何も描いてない真っ白なんだ






2008.8.29
静かな夜
部屋の電気も消したままで
窓辺に座る
遠くで車の行き交う音がする
それを聞いていると 孤独が募った

遠くから鐘の音が聞こえてくる
ちょうど今日と明日の境目くらいか
優しく頬を撫でた風に誘われて
ふと空を見上げたら
無数の星が瞬いていて
いつかの夜空を思い出した

冬に近づく寒い夜
背中に固い地面の感触
冷たい風が吹き抜けて
目の前には満天の星空
隣に温もり感じながら
遠くの空を見つめていた
ずっと未来(さき)を見つめていた

失くしたと思ったものは
ずっと記憶の中に在って
それが今も支えとなって
一人でも強く生きていける

今見ている星たちは
あの時の星とは違うけど
心の中の思い出は
ずっとずっと変わらない

ふと部屋の時計を見たら
もう今日が一時間過ぎていた
時は止まらず進み続ける
だから僕も進み続ける




2010.5.17


ふと空を見上げたら
真っ直ぐ伸びたヒコウキ雲ふたつ
少し遅れて進むひとつが
兄(きみ)の後姿を追う自分のようで
いつか追い越せるだろうかと
思わず微笑った(わらった)

きみと僕は違う人間
僕には僕の得意がある
何を言い聞かせたって
心のどこかで比べてたんだ

「このままずっと平行線で生きていく」
ふてくされた時もあった
でも進んだずっと先の方で
ふたつはちゃんと交わってた
本当は誰よりも尊敬してたこと
やっと認めることができた

ふたつばかり見つめていた瞳を
ふと全体に向けてみたら
綺麗に輝く夕陽の光が
いろんな雲を照らしてた
それらはどれもとても綺麗で
気づくと二本の真っ直ぐな線も
いつのまにか空に溶けてた

他の雲を突き抜け進む
あのヒコウキ雲もいいけれど
その周りを優しく包み
漂う雲でもいいのだと
虹色空が教えてくれた

毎日同じ空などない
毎日同じ雲などない
僕もずっと進み続ける
そしていつの日か
唯一無二のこの雲(じぶん)で
美しく空を描くんだ




2010.5.17

真っ暗闇の中
今夜は月が出ていない
とても寒い夜なのに
差し出されたその手の平は暖かくて
寒さなんて感じなかった
はじめて知ったその暖かさが
ずっとずっと続くように
もっと寒くなればいいのにとか
考えてたんだ

綺麗に光るその瞳に映ってるのは
いつも僕じゃなくて
悲しさで僕の瞳も光ったのを
君が知ることは無いだろう・・・

あふれる想いは止まらない
諦めたいのに
どんなに願ったって
心と意思は別物だって
思い知るだけなんだ

ずっとずっと一緒にいたい
その笑顔も
その優しさも
一緒に過ごした時間 思い出
すべてが愛おしくて
すべてを失くしたくなくて
すべてがこの胸を締め付けてる

あふれる想いは止められない
どんなに願ったって
叶わないことなんて
とっくに知ってるのに

大好きな君だから
大切な君だから
応援しようと思った
でも
21回目の春
旅先で買った君へのお土産は
恋愛成就 じゃなくて 就職祈願

だって胸が張り裂けそうなんだ
君が幸せならとは思うけど
誰かの隣で最高の笑顔浮かべる君を
そんなふたりの風景を
喜べるほど いい奴じゃない
喜べる程度の愛じゃない

でもさ
よく「忘れられたら楽」だとか
「嫌いになれたら楽」って言葉聞くけど
かけがえのないこの出逢いを
かけがえのない君のことを
無かったことにするくらいなら
嫌な思い出にするくらいなら
「楽」なんていらない
どんなに苦しくても
どんなに辛くても
僕の一生の中に君が在ったことだけは
消したくないんだ

消したくないんだ・・・
僕と君が出逢ったのは
とても寒い白の季節
月がすごく綺麗な夜で
銀に輝く君に恋した

信じることを恐れる君の
苦しみ 悲しみ 共に背負いたい…

「裏切らないから花は好きだ。」と
話す君は寂しそうで
いつの日か幸せにしてみせると
心の中で誓ったんだ

僕は君に花を贈った
真っ赤で綺麗な一輪のバラを

僕と君が笑ったのは
とても暑い黄色の季節
太陽がすごく眩しい日で
金に輝く君に恋した

信じることを決めた僕が
嬉しさ 喜び 分け与えたい…

「人を深く信じてみたい。」と
話す君は切なそうで
いつの日か信じてくれることを
心の中で願ったんだ

僕は君に花を贈った
真っ赤で綺麗な一輪のバラを

バラの花言葉を知っている?
それは君への『清純な愛』





2007.

「夢は何?」
よくある話題
みんな楽しそうに答えてるけど
僕の答えはいつも同じ
「まだはっきりと決めてないんだ…。」


「夢は何?」
よくある話題
みんながすぐに答えられるのは
本気で目指してないからだ
僕はいつも決めつけていた


でもある日
君に出逢った
夢に向かって 突き進む君に
それでやっと気づいたんだ
僕が答えられないわけを


「夢は何?」
よくある話題
逃げてばかりで努力しないから
いつもはっきり言えなかった
もう逃げないって決めたんだ


「僕の夢はね…」