ぴぴぴぴっ

部屋に鳴り響いたアラーム音。
すぐに目が覚め、機械音を止める。

…カチっ

「なんだ…。夢だった」

あれは…、自分がとても小さいころの記憶。
ずーっと思い出すことのなかった記憶。

「なんだっけ…」

あの後、少年は何かを私に伝えてくれた。
そして、私は…