それなのにあの時、
すぐに言葉が出てこなかった。
心から祝福することが出来なかった。


それどころか、前に進み始めた優を
妬ましいとさえ思った。

私だけが取り残されていくような
そんな焦燥に駆られた。


嬉しいはずなのに素直に喜べなかった。