その真っすぐな視線が私には苦しかった。

「そ…っか。うん。
2人ともお似合いだもん。
きっとうまくいくよ。
頑張ってね!」


私は今、どんな顔をしているのだろう。
上手く、笑えているだろうか。


「ありがとう。頑張るよ!
じゃあ、あたし次は心理学だから。
また明日ね」


そう言って席を立ち、
優はさっさと食堂を出て行った。


あたしも行かなきゃ。


食器を返却して、次の授業の教室へ向かう。