私の他人事のような態度に 腹が立ったのか優はムッとした声で 怒りの矛先を私に向ける。 「柚梨も柚梨だよ。 柚梨はそれでいいの? そんな奴の為に夜中まで 付き合ってやることないんよ? いつまで振り回されてる気?」 優の言葉ひとつひとつが 私の心に突き刺さる。 「…でも、友達だし。シカト出来んもん」 上から溜め息が聞こえて ちらりと優を見ると、 呆れたような怒っているような もどかしそうな顔をしていた。