放課後、私は凌平と図書館にいた。 明日までに提出のレポートを、 2人で協力して仕上げる為だ。 優と忠信はバイトだと言って さっさと帰ってしまった。 裏切り者め! 「あー!終わんねえ!」 凌平はレポートを書く手を止め、 机に突っ伏した。 「もう少しやん。頑張ろうよ」 一旦手を止めてしまえば 絶対に集中力を欠いてしまう。 本とレポート用紙を交互に見ながら せっせと手を動かす。