もうすぐ朝のホームルームが始まるからか、保健室前の廊下が嫌に静かに感じて
私は保健室のドアをガラガラと静かに開けると何となくこっそりと入った
ミサキいるのかな?
一歩足を踏み入れると、一つだけカーテンが引いてあるベットがある。
先生はいないのか、朝っぱらからサボろうとしているミサキに学校で学ぶ気があるのか説教してあげようと思う私は本当に友達思い
「…くん…す……」
ん?
カーテンに近づくにつれて聞こえてくる誰かの話し声
ミサキ一人じゃないのかな
私は30センチほど開いていたカーテンのすき間から顔を覗かせると
「ミサキくん…好きよ…」
つい鞄を床へ落としてしまった。