私を風神の溜まり場へ連れていく事にきっとそれに深い意味なんてないって分かってる
でも人に必要とされた事のない私はそれが不思議でしかたなかった。
「あっ!!ジュンちゃんちょっとちょっとー」
廊下を歩いている私の腕に自分の腕を絡ませながらかん高い声で話してくる彼女は
同じクラスの女子中心的人物の亜美(アミ)
「レツさん達と友達なのぉ?」
甘ったるい声、これに男は騙されたりするのだろうか
こんな感じで逆ナンとかしてるのかな。
たとしたら私にはきっと出来ない技
やりたいとも思わないけどね。
「ジュンちゃん聞いてるぅ?ねぇっレツさん達紹介してよ!私ずっと憧れてたんだぁ」
亜美は聞いてない事をひたすらベラベラと喋りまくる。
「うーん、紹介はちょっと」
だいたい私紹介するほど奴らと仲良くないし
まぁツカサは別として、
レツ何か勝手に女連れていったらどんな顔されるか恐くて分かったもんじゃない